開設の背景 〜こころのケアを地域の中へ〜
精神科の医療現場で働く中で、
「退院してからの生活が不安」「薬をきちんと飲めない」「人との関わりが苦手」
という声を多く聞いてきました。
病院を出たあとも、安心して生活できる“つなぎ目”の支援が必要だと感じ、
精神科に特化した訪問看護ステーション「リリー市川」を立ち上げました。
ご本人もご家族も、無理をせず、自分のペースで暮らせるように。
そんな願いを込めて日々の訪問を行っています。
看護の理念 〜寄り添い・つなぎ・支える〜
私たちは「3つのS」を大切にしています。
Support(支える)
ご本人の想いを尊重し、その人らしい生活を支えます。
Safety(安心)
安心して生活できるよう、医師や関係機関と連携し、早期対応を行います。
Step(一歩)
小さな一歩を大切にしながら、社会とのつながりを取り戻していきます。
訪問看護を通して、「できることが少しずつ増えていく」喜びを共に感じたいと思っています。
訪問看護を通して実現したいこと
リリー市川訪問看護ステーションの訪問看護が目指すのは、「病気を治すこと」だけではありません。
1. 「安心」と「希望」を育む居場所
ご自宅が、病気の不安や周囲の目を気にせず、心から「ほっとできる場所」となるようサポートします。訪問看護師は、単なる医療の提供者ではなく、あなたの「こころのパートナー」として、小さな変化にも気づき、共に喜び、共に考える存在でありたいと考えています。
2. あなたらしい「自立」への伴走
病状を安定させ、生活リズムを整えることはもちろん、「もう一度働いてみたい」「趣味を楽しみたい」「誰かと繋がっていたい」といった、利用者様一人ひとりが持つ「やってみたい」という意欲を大切にします。社会との繋がりを再構築し、あなたらしいペースで、一歩ずつ自立した生活を実現できるよう、専門的な視点から全力で伴走します。
3. 地域に開かれた専門的な連携体制
主治医の先生方、ケアマネジャー、地域の行政機関や支援施設など、多職種と密に連携し、あなたを取り巻く環境全体でサポートできる体制を築きます。誰もが孤立することなく、地域全体で支え合える社会の実現に貢献します。
地域への想い 〜ともに支え合うまちづくり〜
市川市・船橋市を中心に、地域の医療機関や行政、福祉事業所と連携しながら、
精神科訪問看護を必要とする方々を支えています。
「誰もが安心して暮らせる地域社会をつくる」ことが、
私たちの使命であり、リリー市川の理念です。
利用者様、ご家族の皆様へ
心の不調を抱えることは、決して特別なことではありません。そして、それを一人で抱え込む必要もありません。
私たちは、あなたの不安や悩みに、専門的な知識と温かい心で向き合います。ご家族の皆様が抱える負担や、どう接したら良いかという戸惑いについても、私たちがお話を伺い、一緒に解決策を探ります。
リリー市川訪問看護ステーションは、地域で暮らす皆さんの「こころの健康」と「安定した生活」を守るための灯台でありたいと願っています。
まずはお話しを聞かせてください。私たちと一緒に、希望の光を見つけに行きましょう。
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ご本人・ご家族・支援者の方、どなたからのご相談もお受けしています。
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